| 何故フットボーラーは就職に強いのか? 文系の学生は大学卒業後、就職することが多く、大学3年生の後期になると就職活動が本格化してきます。
理系の学生は大学院に進学する人が大多数を占めますが、それでもM1(大学院1年)の後期には就職活動を始めます。
さて、そこでよく聞かれるのが「大学生活で何か打ち込んだことはありますか?」など勉強以外での取り組みとその成果です。
企業によっては「2つ以上あげてください」と言われることもあります。しかし勉強はやって当たり前。書くべき内容にはあたりません。
学部での勉強が社会でそのまま役に立つということは稀で、多くは社会に出てからまた学びます。
企業は真に優秀な人材を求めています。その人が就職して数年後、第一線で活躍できるかどうかを厳しい眼で見られるのです。
ただ漠然とした大学生活を過ごしてきた人と、揉まれながらも充実した大学生活の中で成長を遂げた人、どちらが必要と思われるでしょうか。
エントリーシートに書く内容のためだけに何とか捻り出したような付け焼刃など、企業のリクルーターに見透かされてしまいます。
自分の中で誇ることのできるホンモノが絶対に必要です。
言うまでも無くアメリカンフットボールは団体球技です。
しかし多くのチームスポーツの中で、これほど個人の役割が分かれ、選手同士が信頼関係で結ばれたものは、そう多くはありません。
勝利という一つの目標に対して、100人規模の選手・スタッフ・トレーナー・コーチがそれぞれの役割を果たすこと。
相手チームを分析し、作戦を立て、実行し、評価し、修正を加えていくという一連のプロセス。
全てのプレーが、お互いの役割を必ず遂行してくれると信頼して初めて成り立つ作戦の上に成り立っていること。
時間、フィールドポジション、人材、得点など様々な要素を元に試合を展開していく戦略的側面。
このようにフットボールの現場には社会の縮図が詰まっているのです。
これはアメリカの合理的思考が生んだフットボールの特徴とも言えるでしょう。
もちろん他の団体競技と同じように、コミュニケーション力、責任能力、リーダーシップ、モラルといった必要不可欠な要素も入ってきます。
東北大学では有名私立校のようにプロのコーチやトレーナーをチームで雇うことはできないため、
作戦会議、チーム運営、後進指導など全ては学生主導で行われるのです。
それらが自然と自主性と高い責任能力を養います。
これらのことを「面倒だ」と避けて通ることも学生時代までならできるでしょう。
しかし避けて通ることは後々の自分のためになるのでしょうか?むしろ学生時代に磨き上げねばならないものだらけではないでしょうか。
こういった眼に見えない能力は事実に裏打ちされていないと説得力も出ません。
裏を返せば4年間、フットボールを続けたということは数々の困難に立ち向かい、負けなかった証拠であり、
その人の誇りであり、評価の指標となります。
また、全国各地から人材が集まり、人数も多いHORNETSは、そのOBも全国各地、海外にいたるまで広く点在しています。
一昔前のようにコネクションだけで就職できるようなことはありませんが、先輩方は心強い味方になってくれるでしょう。
自分の行く末を見据え、HORNETSで自らを磨くという選択は、必ず自分自身の大きなプラスαとなります。 |